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急性期ケア専門士の受験を決めたのはいいけれど、
「教材が複数あって、どれを選べばいいかわからない」
「テキストだけで足りる?問題集やアプリも必要?」
と迷っている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、急性期ケア専門士の試験対策教材のメリット・デメリットを解説いたします。
さらに、勉強の悩み別に教材の使い分け方もあわせて紹介するので、自分に合った教材選びの参考にしてみてください。
1. 教材選びの前に「試験の全体像」を把握しよう
教材選びの前に、まず試験の基本情報を押さえておきましょう。
急性期ケア専門士の試験は、CBT方式(テストセンターでのパソコン受験)で、全国260か所以上で受験できます。
出題数は90問・試験時間は90分・形式は5択です。
出題の内訳はざっくりとこんな構成です。

全体の7割以上を専門問題が占めており、急性期ケア専門士公式テキストの内容が出題の軸になります。
この点を踏まえたうえで、次の章から各教材の特徴を見ていきましょう。
2. 急性期ケア専門士の勉強に使う教材は?
試験対策として使える主な教材は次の5つです。
・公式テキスト(改訂2版)
・再現過去問集(基礎編・応用編)
・アプリ「ケアまるPro」
・模擬試験
・WEB講習会
それぞれ実際に使ってみて感じたメリット・デメリットをお伝えします。
公式テキスト(改訂2版)
急性期ケアに必要な知識が体系的にまとめられており、出題範囲の基本となる一冊です。どんな勉強スタイルであっても、まず手元に置いておきたい教材です。
メリット
公式テキストの一番の強みは、急性期ケアに必要な知識を網羅している点です。救急医療の基礎から症状別アセスメント、急変発見時の初期対応、急性期に求められるリーダーシップまで、出題範囲全般を幅広くカバーしています。
急変発見時の初期対応は写真やフローチャートを豊富に使い、現場での動きを視覚的にイメージしやすい構成になっています。症状別アセスメントの章では具体的な事例を交えながら、アセスメントのコツや間違いやすいポイントまで解説し、実践に直結する形で知識を身につけられるので、専門外の分野でも無理なく理解を深められますよ。
末尾には索引も収録しており、問題集やアプリで学習中にわからない単語が出てきた時にすぐテキストに立ち返って確認できて便利です。
デメリット
一方で、章によっては文字中心のページが続く箇所もあります。文字での理解が苦手な方は、日本急性期ケア協会が提供するWEB講習会を併用すると、動画とイラストで内容を補いながら学習を進められます。
再現過去問集(基礎編・応用編)
急性期ケア専門士試験対策に特化した問題集です。基礎編・応用編の2冊があり、それぞれ180問を収録。アプリ「ケアまるPro」と連動しており、再現過去問集を購入することで、紙とアプリの両方で演習できます。
メリット
再現過去問集の強みは、専門問題の中でも比重が高い、症状別アセスメントや急変発見時の初期対応の分野の問題数が充実しており、試験の頻出問題がしっかりと対策できる構成になっている点です。症例問題は、急変時の対応や報告の仕方、症状から疑われる疾患、心電図の読み方など、実践力を試せる難易度で、応用力もしっかり養えます。
基礎編から応用編へと段階的に難易度が上がっていくため、実力の伸びを実感しながら取り組めます。1問ごとの解説も詳しく簡潔にまとまっているため、スキマ時間でもテンポよく解き進められる内容になっています。
デメリット
解答・解説は簡潔にまとまっている一方、さらに知識を補足したいときは、公式テキストに戻って確認すると、より理解が深まります。
アプリ「ケアまるPro」
医療系資格試験対策アプリで、再現過去問集(基礎編・応用編)と連動した一問一答形式で学習できます。再現過去問集を購入することでケアまるProも利用でき、数冊の問題集やeラーニングの勉強、模擬試験の解答も、全てスマートフォン1台で学習できるのがケアまるProの特徴です。
メリット
メリットその①
再現過去問集の内容をそのままアプリでも解けるため、問題集を持ち歩く必要がありません。
メリットその②
eラーニング動画もアプリ内で完結するのが便利なポイントです。事前にダウンロードしておけば、オフラインでも視聴でき、音声のみの再生にも対応しているため、通勤中や家事をしながらでも耳で内容を追えます。「今日は画面を見る余裕がない」という日でも、学習の手を止めずに済むのは魅力的です。
メリットその③
苦手分野を集中して学習できる機能が充実しています。
・成績リスト
テキストの正解率を一目で確認できます。正解・不正解リストなど表示することができ、スキマ時間に効率よく学習ができます!
・付箋機能
付箋を付けることで一度解いた問題を見返すことができます。迷った問題や分からなかった問題に付け、苦手な箇所を中心に解き直し弱点を克服しましょう!
・シャッフル機能
すべての分野をシャッフルして、ランダムに問題を解くことができます。
・SNS機能
同じ資格を目指す仲間同士で意見交換ができます。勉強していて分からないなと思った内容や暗記のコツなど勉強する上で手助けとなる情報が盛りだくさん!
メリットその④
セット商品(スタートアップ・スタンダード・コンプリート)を購入すると、アプリ限定の特別問題100問が特典として収録されます。基礎編・応用編とあわせて演習できる分、問題のボリュームが増え、更に実力アップにつながります。
デメリット
再現過去問集と同様に、解答・解説は簡潔にまとまっている一方で、知識の背景まで深く理解するには少し物足りなさを感じる場面もあります。曖昧な分野や苦手な問題が見つかったときは、公式テキストの索引を使って該当箇所を調べながら知識を補うのがおすすめです。
模擬試験
本試験と同じ形式で受験できる模擬試験です。受験後は個人別成績表と解説集が送られてくるため、今の実力を客観的に把握したうえで、苦手分野の対策に活かせます。
メリット
本番と同じ形式の問題冊子で、緊張感を持って取り組める内容になっています。前半の一般問題・専門問題は問題文も選択肢も比較的短く、知識が身についている分野はテンポよく解き進められます。
一方、後半の事例問題は複数の分野を横断した応用的な出題になっており、読み解くのに時間がかかる構成です。本試験さながらの時間配分の難しさを体感しながら演習できます。
また、採点後に届く個人成績表では分野別の得意・不得意を数値で確認できるため、残り期間の学習の優先順位をつけやすくなっています。
デメリット
採点や成績表の作成に一定の期間を要するため、受験後すぐに結果がわかるわけではありません。模擬試験を受けた直後の記憶が新しいうちに、分からなかった分野やあいまいに感じた部分を公式テキストWEB講習会でチェックしておくと、結果が届く前から弱点の補強を進められます。
WEB講習会
一般社団法人日本急性期ケア協会が提供する、オンライン形式の動画講習会です。
急性期ケア協会HPでは、以下のように説明されています。
「急性期ケア専⾨⼠認定試験の学習内容をオンライン上の動画で学習いただけます。
動画中のイラストや図表を視覚的に認識し、⽿からナレーションを聞く勉強⽅法は、公式テキストを⽤いた学習とは異なる深い学びを得ることができます。」
詳しい内容や申し込み方法は、協会の公式サイトでご確認ください。
参照:https://www.jaca2021.or.jp/web-workshop/
3. 勉強の悩みで選ぶ、教材の使い分け方
ここまで紹介した教材を、実際にどう組み合わせて使えばいいか迷う方も多いと思います。ここでは、勉強を進めるうえでよくある3つの悩み別に、教材の使い分け方を紹介します。
・「範囲が広くて勉強の進め方が分からない」→まずテキストで全体像をつかむ
・「覚えても解けない」→問題演習で知識の抜けをつぶす
・「時間が取れない」→スキマ時間にアプリを活用
「範囲が広くて勉強の進め方が分からない」→まずテキストで全体像をつかむ
試験範囲が広く、どこから手をつければいいかわからないという方は、まず公式テキストを軸に全体像をつかむところから始めましょう。
ただ、テキストは範囲が広く、読み進めるのが大変に感じることもあると思います。そんな時は、章の順番どおりに読むのではなく、症状別アセスメントや急変発見時の初期対応など、臨床と結びつけやすい章から優先的に読み進めるのがおすすめです。実際の場面をイメージしながら読めるため、内容が頭に入りやすくスムーズに読み進められます。
一方、救急医療の定義や概念、リーダーシップなど暗記が中心となる章は、後半にまとめて読み込むほうが効率的です。他の章で得た知識と結びつけながら覚えると、記憶にも残りやすくなるでしょう。
読みながら理解できた部分とあいまいな部分を色分けした付箋で分けておくと、後で見直すときに優先順位をつけやすく、効率よく復習を進められますよ。
「覚えても解けない」→問題演習で知識の抜けをつぶす
「覚えたつもりで読み進めていたのに、問題になると答えが出てこない」という経験がある方は、問題演習を通して知識の抜けをつぶしていく段階に進みましょう。
再現過去問集やアプリ「ケアまるPro」の基礎編から解き進め、間違えた問題は該当するテキストのページに戻って確認する習慣をつけましょう。同じ分野で繰り返し間違える場合は、その章をもう一度読み直すのも効果的です。
「ケアまるPro」には、気になった問題に付箋をつけてやり直せる「ふせんチャレンジ」と、間違えた問題だけをやり直せる「不正解チャレンジ」があります。この2つの機能を使えば、苦手な問題だけを効率よく繰り返し解けるので、知識の抜けを集中的につぶしていけます。
正答率が上がってきたら、応用編や模擬試験にも挑戦し、実践力を養っていきましょう。
「時間が取れない」→スキマ時間にアプリ「ケアまるPro」を活用
仕事や家事で忙しく、まとまった勉強時間を確保しにくいという方は、時間の長さに合わせて教材を使い分けるのが現実的です。
通勤中や休憩中など、5分・10分程度のスキマ時間には、一問一答形式で取り組めるケアまるProが向いています。逆に、休日などまとまった時間が取れたタイミングでは、公式テキストをじっくり読み込んだり、模擬試験で本番形式の問題演習に取り組んだりすると、インプットとアウトプットのバランスが取りやすくなります。
なお、WEB講習会も忙しい方向けの教材として案内されています。移動中や家事中にイヤホンを付けて音声だけを聞き流すような使い方もおすすめです。画面を見られない場面でも、耳から知識をインプットできるのは、忙しい方にとって心強いポイントです。
4. まとめ
急性期ケア専門士の勉強に使える教材には、それぞれ得意な役割があります。全体像をつかみたいときはテキスト、覚えた知識が身についているか確認したいときは再現過去問集やアプリ、本番の感覚をつかみたいときは模擬試験というように、目的に応じて使い分けることが大切です。
自分の悩みに合わせて教材を組み合わせながら、無理なく学習を進めていきましょう。
参考
1)アステッキホールディングス株式会社(編).急性期ケア専門士 公式テキスト(改訂2版).アステッキホールディングス株式会社.
2)アステッキホールディングス株式会社(編).急性期ケア専門士再現過去問集【基礎編】.アステッキホールディングス株式会社.
3)アステッキホールディングス株式会社(編).急性期ケア専門士再現過去問集【応用編】.アステッキホールディングス株式会社.
4)一般社団法人日本急性期ケア協会(編).受験要項.
5)一般社団法人日本急性期ケア協会(編).試験対策WEB講習会.
6)アステッキホールディングス株式会社(編).急性期ケア専門士の公式テキスト・過去問題集・模擬試験.アステッキホールディングス株式会社.
7)アステッキホールディングス株式会社(編).教育システム開発.アステッキホールディングス株式会社.
8)アステッキホールディングス株式会社(編).2027年度版急性期ケア専門士スタートアップセット.アステッキホールディングス株式会社.
認定試験の詳細は日本急性期ケア協会のHPをご覧ください。
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