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訪問看護の現場では、医師や同僚がすぐそばにいない中で、利用者さんの状態を見極めなければならない場面も少なくありません。
「この判断で本当に合っているのかな」
「経験だけでなく、知識の裏付けがほしい」
「訪問看護に挑戦してみたけれど、一人での訪問がいまだに不安」
と悩む方も多いのではないでしょうか?そんな方におすすめなのが「在宅看護指導士」です。
本記事では、在宅看護指導士の資格の概要から受験資格、試験概要、教材選びや勉強方法、取得するメリット、活かし方まで分かりやすく解説します。これから訪問看護に挑戦したい看護師・リハ職の方や、今の現場でもっと自信をつけたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
1.在宅看護指導士ってどんな資格?
在宅看護指導士は、一般社団法人全国在宅医療マネジメント協会が認定する民間資格です。訪問看護師や訪問リハに携わるリハ職が知っておきたい疾患別ケアや営業活動、保険制度などを体系的に学び、在宅看護の実践から事業所の運営までを担える力を身につけることを目的としています。
もともとは、住み慣れた場所で自分らしく暮らしたいという人々を支える訪問看護の担い手に、ケアだけでなく経営も含めた多角的な視点で学べる場を届けたいという思いから誕生しました。訪問看護のニーズが高まる一方で、訪問看護ステーションは閉業も多く、現場では「病棟ではベテランだったのに、在宅では戸惑うことばかり」という声も少なくありません。訪問看護は、医療の知識だけでやっていける世界ではないからこそ、人・組織・地域を育て、多職種がつながれる場所をつくりたいという想いがこの資格の出発点です。
参照:在宅看護指導士とは https://www.jhma.or.jp/home_nurse/
参照:協会について https://www.jhma.or.jp/about/
2.受験資格は?
まずは、在宅看護指導士を受験するための条件を確認しておきましょう。
在宅看護指導士を受験するには、以下のいずれかの資格を持ち、資格取得後2年以上の実務経験があることが条件です。
・看護師
・理学療法士
・作業療法士
・言語聴覚士
看護師だけでなく、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリハ職も受験できるのが特徴です。
また、勤務先が訪問看護ステーションである必要はありません。病院の退院支援や外来、クリニック、施設やデイサービスなど、地域での療養支援に関わっていれば受験できます。雇用形態も常勤・非常勤どちらでも構いません。
「今は病棟勤務だけど、いずれ訪問看護に挑戦したい」「退院支援に携わっているので、在宅分野のことをもっと知りたい」という方にも、門戸が開かれている資格です。
3.在宅看護指導士の試験概要
受験を考え始めたら、まずは試験概要を押さえておきたいですよね。この章では、在宅看護指導士の試験について、以下の3点を紹介します。
・試験日程と出題形式
・試験会場
・出題範囲
1.試験日程と出題形式
在宅看護指導士は2024年に第1回試験が実施された比較的新しい資格で、2027年6月の試験で第4回を迎えます。第4回試験の試験日程と出題形式は以下の通りです。

※合否結果はホームページでは発表されず、郵送で通知されます。最新の日程は公式サイトでご確認ください。
参照:在宅看護指導士受験要項 https://www.jhma.or.jp/examinee_nurse/
2.試験会場
試験はCBT方式(パソコンでの受験)で実施されます。全国300か所以上のテストセンターから会場を選んで受験できるため、地方在住の方でも比較的アクセスしやすいのが特徴です。試験期間の中から、自分の勤務シフトや都合に合わせて日程を選べるので、忙しい方でも受験しやすいのもうれしいポイント。
3.出題範囲
試験の出題範囲は、在宅看護指導士公式テキスト(第2版)に準拠した出題です。公式テキストの1章から9章までの各章項目に沿って出題されるほか、受験要項によると時事問題も出題範囲に含まれます。
・公式テキストカリキュラム
1.在宅看護概論と地域医療の仕組み
2.訪問看護事業の運営
3.訪問看護師に必要な態度
4.営業活動の本質
5.リスク管理
6.在宅における緊急性の見極め方
7.訪問リハビリテーション
8.疾患別ケア
9.生活を支えるケア
公式テキストは2026年に改訂され、第4回認定試験から第2版に準拠して出題されます。第2版改訂では、疾患別ケアが実際の事例をもとにした実践型の内容に変わったほか、訪問リハビリテーションや訪問薬剤師など多職種の視点が加わり、医療保険・介護保険や算定に関する内容も最新情報に更新されています。
参照:在宅看護指導士公式テキスト https://www.jhma.or.jp/textbook_nurse/
4.在宅看護指導士の難易度と合格率は?
在宅看護指導士の合格率は、全国在宅医療マネジメント協会公式サイトによると以下のとおりです。
第1回(2024年)は64.1%、第2回(2025年)は71.4%、第3回(2026年)は74.0%となっており、これまでの合格率は64〜74%台で推移しています。2026年に実施された第3回試験では、2,671名が受験し、1,977名が合格しています。
1.他資格と比較した難易度
では、この合格率は他の資格と比べてどのくらいなのでしょうか。
在宅療養との関わりが深い資格として、心不全療養指導士と認知症ケア専門士を比較してみましょう。
心不全療養指導士は、2025年度試験では、合格率は87.66%でした。一方、認知症ケア専門士の2025年試験では、合格率は48.1%でした。
直近の合格率だけを比較すると、「認知症ケア専門士 48.1% < 在宅看護指導士 74.0% < 心不全療養指導士 87.66%」となり、在宅看護指導士は両資格の中間に位置しています。ただし、合格率だけで資格の難易度を単純に比較することはできません。それぞれ受験資格や受験者層が異なるためです。
例えば、心不全療養指導士は、対象となる国家資格の保有に加えて、現在心不全療養指導に従事していることや、受験者用eラーニングの修了、5例の症例報告書の提出などが受験条件となっています。
認知症ケア専門士についても、過去10年間に3年以上の認知症ケアの実務経験が必要です。
一方、在宅看護指導士は、看護師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のいずれかの資格を取得後、2年以上の実務経験があれば受験できます。訪問看護ステーションでの勤務経験自体は受験条件ではありません。
では、在宅看護指導士の64〜74%台という合格率は、実際どのくらいの難易度なのでしょうか。
受験者の実務経験年数の内訳は公表されていないため一概には言えませんが、一定の臨床経験を持つ医療職が多く受験すると考えられる中で、合格率は64〜74%台で推移しています。
これは、誰でも簡単に合格できる試験ではない一方、出題範囲に沿ってしっかり対策すれば十分に合格を目指せる、難しすぎず簡単すぎない適度な難易度の試験と考えられるでしょう。
疾患別ケアや急変対応、家族支援、リスク管理、組織マネジメントなど出題範囲は幅広いため、これまでの臨床経験を活かしながら、経験だけでは補いにくい分野を公式テキストで整理しておくことが重要です。
2.学習時間から見た難易度
弊社が教材購入者へ実施した学習時間の調査では、試験勉強を始めた時期について、「1〜3か月前」が45.3%で最も多く、次いで「3か月〜半年前」が25.6%、「半年〜1年前」が11.6%、「1か月以内」が10.5%となりました。試験まで半年を切ってから勉強を始めた方が全体の約8割を占めており、特に1〜3か月前から本格的に取り組む方が多い傾向がみられます。
訪問看護や在宅医療に携わっている方にとっては、普段の業務で得た知識を復習しながら学ぶことができる一方、病院勤務が中心で在宅領域の経験が少ない方にとっては、制度や家族支援、在宅ならではのリスク管理など、初めて学ぶ内容も多く、ある程度の学習時間を確保する必要があるかもしれません。
5.合格のための教材選びと、勉強方法・学習スケジュールについて
試験の全体像がつかめたら、次は具体的な対策について見ていきましょう。この章では、以下の2点について解説します。
・教材選びについて
・勉強方法と学習スケジュールについて
1.教材選びについて
在宅看護指導士の試験対策で使える主な教材は、以下のとおりです。それぞれ役割が異なるので、組み合わせて使うのがおすすめです。
1.公式テキスト(第2版)
出題範囲の基本となる一冊で、すべての学習の軸になります。前述のとおり第4回試験から第2版に準拠して出題されるため、第1版をお持ちの方も最新版を用意しておきましょう。まずは通読して全体像をつかみ、問題集で間違えた部分を読み返すなど、学習期間を通して何度も立ち返る一冊です。
2.問題集(受験必修再現過去問集)
基礎編と応用編の2冊構成で、それぞれ240問を収録しています。基礎編は、頻出分野の基本問題を厳選した一冊で、はじめての方でも無理なく取り組めます。応用編は、本試験レベルの難しい問題を中心にした実践型の問題集です。
テキストを読んだだけでは気づきにくい理解のあいまいな部分も、実際に問題を解くことで理解度を確認できます。間違えた問題はテキストの該当ページに戻って読み直すなど、テキストと往復しながら使うと、知識がより定着しやすくなります。
3試験対策アプリ(ケアまるPro)
問題集を購入すると、同じ問題をスマホのアプリでも学習できます。テキストや問題集を持ち歩かなくても、通勤時間や休憩時間、訪問の合間などのスキマ時間を活用して、いつでもどこでも問題に取り組めるのが特徴です。忙しい毎日の中でも学習を習慣にしやすく、くり返し解くことで知識の定着にもつながります。
4.模擬試験
自宅で本番形式の問題に取り組める模擬試験です。第1回は2027年1月3日、第2回は2027年4月下旬頃が解答締切で、採点後に個人別成績表と解答・解説集が届きます。90問を90分で解く本番と同じ形式で実力を確認できるため、時間配分の練習や苦手分野の把握に役立ちます。
5.WEB講習会
WEB講習会は協会から出ている動画形式の試験対策コンテンツです。動画で講義を受けられるため、テキストだけでは理解しにくい部分を補うのに役立ちます。公式テキストのカリキュラムをもとに経験豊富な講師が図表や臨床写真を使って解説しており、くり返し視聴できるうえ、確認テストも付いています。
参照:試験対策WEB講習会 https://www.jhma.or.jp/web-workshop_nurse/
6.合格サポート用語集
第4回試験から、公式テキストと受験申込みを同時に申し込んだ方に届く用語集です。公式テキストで押さえておきたい用語がコンパクトにまとまっており、通勤時間や休憩時間の復習に役立ちます。
※用語集の付属は、2027年1月5日までの同時申込みに限ります。
参照:公式テキスト購入と認定試験の同時申込み開始のお知らせ https://www.jhma.or.jp/news/association/application/
2.勉強方法と学習スケジュールについて
弊社が教材購入者へ実施したアンケートでは、試験勉強を始めた時期について、「1〜3か月前」が45.3%で最も多く、次いで「3か月〜半年前」が25.6%、「半年〜1年前」が11.6%、「1か月以内」が10.5%という結果になりました。試験まで半年を切ってから勉強を始めた方が全体の約8割を占めており、特に1〜3か月前から本格的に取り組む方が多い傾向がみられます。
試験は公式テキストに準拠して出題されるため、勉強の軸はテキストです。ただ、テキストを読むだけでは「分かったつもり」になりやすく、本番で90問を90分で解き切る力までは身につきにくいもの。問題集で実際に解いて理解度を確かめ、アプリでくり返し復習し、模擬試験で本番形式に慣れる、というように、覚えることと解くことを行き来しながら学習を進めることが、合格への近道です。
ここでは、2か月前から学習に取り組む「学習時間2ヶ月プラン」と、6か月前から学習に取り組む「学習時間6ヶ月プラン」に分けて、スケジュールの例をご紹介します。どちらも模擬試験の締切に合わせたスケジュールになっているので、ぜひ参考にしてみてください。
1.学習時間2ヶ月プラン
短期集中で取り組みたい方や、訪問看護の経験が豊富で、ポイントを絞って効率よく仕上げたい方向けのプランです。試験の2か月前(2027年4月上旬頃)からのスタートを想定しています。
<1〜2週目> 学習の方針
・公式テキストを通読しながら、章ごとに問題集(基礎編)で理解度を確認
<3〜4週目>学習の方針
・問題集(基礎編)を一通り解き終える
・第2回模擬試験を受験(解答締切:2027年4月下旬頃)
<5〜6週目>学習の方針
・問題集(応用編)で実践力を強化
・模擬試験の結果(5月中旬頃)で苦手分野を確認
<7週目〜>学習の方針
・間違えた問題を問題集・アプリでくり返し解く
・苦手分野をテキストで最終確認
2.学習時間6ヶ月プラン
仕事と両立しながら無理なく進めたい方や、訪問看護の経験が浅く、基礎からじっくり学びたい方向けのプランです。試験の6か月前(2026年12月頃)からのスタートを想定しています。
<1ヶ月目>学習の方針
・公式テキストを通読
・第1回模擬試験(解答締切:2027年1月3日)で現状把握
<2ヶ月目>学習の方針
・模擬試験の結果(1月中旬)で苦手分野を確認
・テキスト再読+WEB講習会で補強
<3ヶ月目>学習の方針
・問題集(基礎編)を章ごとに解き始める
・スキマ時間にアプリで一問一答
<4ヶ月目>学習の方針
・問題集(基礎編) 2周目
・間違えた問題はテキストに戻って確認
<5ヶ月目>学習の方針
・問題集(応用編)で実践力を強化
・第2回模擬試験(解答締切:2027年4月下旬頃)
<6ヶ月目>学習の方針
・模擬試験の結果(5月中旬頃)で仕上がりを確認
・問題集・アプリで苦手分野を反復
どちらのプランでも、テキストで覚えた知識を問題集やアプリで解いて確かめ、模擬試験で実力を確認するサイクルを回すことが大切です。特に模擬試験は締切が決まっているため注意が必要で、スケジュールを立てる段階で模擬試験の受験時期を決めておくと、学習のペースもつかみやすくなります。
6.在宅看護指導士の更新制度とは?
在宅看護指導士の資格は、取得後5年ごとに更新が必要です。更新の仕組みの中心となるのが、資格更新システム「ココシンク」です。
ココシンクとは、特許取得済みの資格更新・学習コンテンツアプリです。
ココシンクに加入すると、講義動画の視聴や対象イベントへの参加を通じて更新単位を取得でき、資格更新費用が原則免除となります。5年間で60単位を取得すれば、更新手続きもココシンク上で簡単に行えるので、忙しい方でも負担を感じにくい仕組みになっています。
資格を取って終わりではなく、取得後も学び続けられる仕組みが整っている点は、この資格の魅力のひとつです。
参照:資格の更新について https://www.jhma.or.jp/renew/
7.在宅看護指導士を取得する4つのメリット
在宅看護指導士を取得するメリットとして、主に以下の4つが挙げられます。
・訪問看護における実践ケアを学べる
・在宅でのリスク管理を学べる
・訪看ステーションの事業運営を学べる
・資格取得後も学び続けられる環境がある
1.訪問看護における実践ケアを学べる
訪問看護の利用者さんは、がんや心不全、認知症など疾患がさまざまで、複数の疾患を抱えている方も少なくありません。公式テキストでは、11の疾患別ケアを専門医や認定看護師による事例をもとに学べるほか、在宅生活を支えるケアや、「いつもと違う」という気づきから急変の前兆を察知する緊急性の見極め方も習得できます。こうした知識を包括的に身につけることで選択の精度が上がり、一人で判断を迫られる場面でも、根拠を持って対応できるようになります。
2.在宅でのリスク管理を学べる
訪問看護は、利用者さんの自宅や施設という、病院のように設備や管理体制が整っていない環境でケアを行う仕事です。在宅看護指導士の学習範囲には、個人情報の取り扱いや安全対策、災害対策、感染管理、ハラスメント管理、虐待の早期発見まで、在宅でのリスク管理が幅広く含まれています。利用者さんを守るだけでなく、スタッフが安心して働ける環境づくりにも役立つ知識です。
3.訪看ステーションの事業運営を学べる
訪問看護ステーションを安定して続けていくには、看護の知識だけでなく、事業運営の知識も欠かせません。保険制度と算定、契約、苦情対応といった運営の基本から、地域に必要とされる営業活動の考え方まで学べるのも、在宅看護指導士の大きな特徴です。訪問看護の視点から経営を学べるのは、他の資格にはない強みといえるでしょう。
4.資格取得後も学び続けられる環境がある
合格・認定登録後は、資格更新システム「ココシンク」を通じて、学びを続けられます。用意されているコンテンツは2種類あります。
1.講義動画
在宅看護の最新知識や、臨床で応用できる技術を学べる講義動画です。スマホやパソコンで時間や場所を選ばず視聴でき、法定研修に対応した動画もあるため、事業所内の研修にも活用できます。
2.オンラインセミナー・協会主催イベント
ココシンクでは、オンラインセミナーなどの研修も多数用意されており、協会が主催するイベントにも参加できます。講義動画でのインプットに加えて、セミナーやイベントを通じて学びを深められるのが魅力です。
資格を取って終わりではなく、こうしたコンテンツを通じて学び続けられる場が用意されていることは、この資格ならではの魅力のひとつです。5年ごとの更新制度も、知識をアップデートし続けるきっかけとして活用できるでしょう。
参照:
在宅看護指導士とは https://www.jhma.or.jp/home_nurse/
在宅看護指導士で学べること https://www.jhma.or.jp/news/association/homenurse0408/
8.在宅看護指導士の活かし方は?
在宅看護指導士で学んだ知識は、立場や職種によってさまざまな形で活かせます。ここでは、以下の4つの活かし方をご紹介します。
・病棟から訪問看護への転職に活かす
・訪問看護師として判断や対応に自信をつける
・管理者・リーダーへのステップアップに活かす
・リハ職として訪問リハビリの現場で活かす
1.病棟から訪問看護への転職に活かす
病棟から訪問看護へ転職すると、使える設備が限られる中でのケアや、ひとりで判断する場面の多さ、医療保険・介護保険の仕組みなど、病棟とは異なる点に戸惑う方も少なくありません。
在宅看護指導士の学習を通じて、在宅看護の全体像を事前に体系的に学んでおくことで、転職後のギャップを小さくできます。病棟勤務のままでも受験できるので、「いずれ訪問看護に挑戦したい」と考えている方の準備としてもおすすめです。
2.訪問看護師として判断や対応に自信をつける
訪問看護の現場は、病院ほど教育体制が整っていないことも多く、経験を積むほど自己流の判断になりがちです。協会サイトの合格者インタビューでも、訪問看護ステーションで課長を務める看護師の方が、職場の教育体制を課題に挙げたうえで、在宅看護指導士の学習が「学び直しの機会としてブラッシュアップが出来た」と振り返っています。
緊急性の見極め方や事例をもとにした疾患別ケアを通して、これまで経験や感覚で行ってきた判断を、根拠のある知識として整理し直せることもこの資格の特徴です。判断の理由を言葉で説明できるようになることで、主治医やケアマネジャーへの報告にも自信が持て、一人で訪問する場面でも落ち着いて対応できるようになるでしょう。
参照:合格者にインタビュー!vol.03 https://www.jhma.or.jp/news/news_home_nurse/interview-003/
3.管理者・リーダーへのステップアップに活かす
管理者やリーダーを目指す方にとっては、事業運営やリスク管理、営業活動の知識が大きな武器になります。訪問看護ステーションが増え、同じ地域のステーション同士が競合となる中で、自分たちの看護の強みを示すための経営的な視点は、ますます重要になっています。
実際に管理者やリーダーになると、スタッフからの相談対応や利用者さん・ご家族からの苦情対応、ケアマネジャーや主治医との連携窓口など、看護以外の場面で判断を求められることが増えます。現場のケアと事業所の運営、両方の視点を持っておくことで、スタッフが安心して働けるステーションづくりにもつなげられるでしょう。
4.リハ職として訪問リハビリの現場で活かす
在宅看護指導士は、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士も受験できる資格です。公式テキスト第2版では訪問リハビリテーションの章が新たに加わり、より一層訪問リハビリが重要視されていることが伺えます。また、訪問リハビリの役割や実際に加えて、緊急性の見極め方や疾患別ケアなど看護の視点も学べます。
リハ職が看護師の視点を学ぶことで、利用者さんの状態変化に気づく力が高まり、看護師への情報共有もスムーズになります。看護師とリハ職が共通の知識をもとに話し合えるようになれば、職種の垣根を越えて利用者さんを支えられる、ステーション全体のチームとしての強みにもつながるでしょう。
9.まとめ
在宅看護指導士は、訪問看護の実践ケアからリスク管理、事業運営までを体系的に学べる資格です。看護師だけでなくリハ職も受験でき、訪問看護ステーション以外で働く方も挑戦できます。「在宅でも自信を持って動ける自分になりたい」と思ったら、まずは公式サイトで最新の試験情報を確認してみましょう。勉強法や公式テキストについては、別記事もあわせて読んでみてくださいね。
参考
1)全国在宅医療マネジメント協会(編).在宅看護指導士公式テキスト(第2版).アステッキホールディングス株式会社.
2)一般社団法人全国在宅医療マネジメント協会(編).在宅看護指導士とは.https://www.jhma.or.jp/home_nurse/
3)一般社団法人全国在宅医療マネジメント協会(編).協会について.https://www.jhma.or.jp/about/
4)一般社団法人全国在宅医療マネジメント協会(編).在宅看護指導士受験要項.https://www.jhma.or.jp/examinee_nurse/
5)一般社団法人全国在宅医療マネジメント協会(編).在宅看護指導士合格率.https://www.jhma.or.jp/pass-status/
6)一般社団法人全国在宅医療マネジメント協会(編).在宅看護指導士公式テキスト.https://www.jhma.or.jp/textbook_nurse/
7)一般社団法人全国在宅医療マネジメント協会(編).試験対策WEB講習会.https://www.jhma.or.jp/web-workshop_nurse/
8)一般社団法人全国在宅医療マネジメント協会(編).資格の更新について.https://www.jhma.or.jp/renew/
9)一般社団法人全国在宅医療マネジメント協会(編).在宅看護指導士で学べること.https://www.jhma.or.jp/news/association/homenurse0408/
10)一般社団法人全国在宅医療マネジメント協会(編).公式テキスト購入と認定試験の同時申込み開始のお知らせ.https://www.jhma.or.jp/news/association/application/
11)一般社団法人全国在宅医療マネジメント協会(編).合格者にインタビュー!vol.03.https://www.jhma.or.jp/news/news_home_nurse/interview-003/
12)アステッキホールディングス株式会社(編).在宅看護指導士の公式テキスト・過去問題集・模擬試験.https://www.astick0115.com/course/course_zc/
認定試験の詳細は全国在宅医療マネジメント協会のHPをご覧ください。
アステッキの教材なら「忙しいあなた」でも資格取得を目指せる。
アステッキの教材を利用した多くの方が資格試験に合格されています。
その理由は徹底した教材作りへのこだわりに隠されています。
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